◆第三回 どんな花がお好きですか?

◆第三回 どんな花がお好きですか?

幼い頃、私はカタクリの花が一番好きでした。
北国の山で育ったせいでしょう、
カタクリの花が咲くと春が来たとうれしくなったものです。

一緒に暮らしていた伯父が一番好きだったのはコブシの花、
父はドウダンツツジの花。
母とはなぜかそういう話をしたことがないので定かではありませんが、
思い浮かぶのはハナミズキ。
私は移り気なせいか、カタクリの後は紫色のクロッカスの花、
黄色い水仙が一番好きだった時期もありました。
大人になってからの一番は金木犀、最近は黒文字も好きですね。

こんな風にきっと誰にでも大好きな花があるのだろうと思います。
でもだからといって一年中、その花だけあればいいわけではないですよね。
その花が咲く季節がやってきたことも含めて愛しいのだと思います。

市場に行くと、季節の花はもちろん、いつも変わらず美しい定番の花、
日本各地や海外からやってきた珍しい花や新品種もたくさん。
これも出会いなのだと感じます。

そうして一人でも多くの方に、新しい花との出会いや、
今年もこの花が咲く季節がやってきたという喜び、
今まであまり気にしていなかった花を見つめ直すキッカケ、
あるいは花と緑の取り合わせの妙をお届けしたいという想いをあらたにします。

2020年4月18日

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