◆第九回 「花」という名の花はないけれど。

◆第九回 「花」という名の花はないけれど。

<ヴィアンカ>のサイトには、しつこいくらいに「花と緑」、
またはフラワー&グリーンという言葉が出てきます。
まとめてフラワーアートと言うこともありますが、
気持ちはいつも花と緑。

花と緑は引き立てあうものだから、
というのも理由のひとつではありますが、
グリーンだけでもアートとして成立するものだから、
というのが大きいですね。

葉っぱはもちろん、樹木の幹、枝ぶり、
それだけでもひたすら美しいアートになり得るもの。
そして、その種類は多種多彩。
今なお世界で新種の花や草、樹木が見つかるのですから、
まだ見ぬ植物が本当にたくさんあるのだと思います。

<ヴィアンカ>はひとつのアートとして、
花や緑を活けてお届けしていることもあり、
みんながひとつひとつの花や木の名前を知っていなくてもいいと思っています。
ただ、その中に「あ、この花(または緑)はなんていう名前なんだろう?」と、
興味を持っていただけるものがあったらうれしいなぁと思います。
それもひとつの花や緑との出会い。

ありふれた花や緑にも、初めて出会うものにも
ちゃんと名前があって、
それを大切に育てたり研究したりしている人たちがいる。
美しいものの後ろに、いつも人々のぬくもりがあると考えると、
いっそう愛おしくなってきますよね。

それと、ふと気づいたのは、木の枝や葉っぱに触れる人は多いのに、
花そのものに触れる人は意外に少ないのかもしれないということ。
あなたは花に、花びらに、触れていますか?
ぜひ触れてみてください。
固く見えても実はふわりやわらかかったり、その逆だったり…。
手触りも花をいとしむひとつの方法。
見て触れて五感で楽しんでいただきたいと思っています。

2020年6月4日

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